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鷗友会の活動


多彩な活動


 鷗友会は創立当初より、いろいろな活動を行ってきているが、主に母校及び会の創立記念にかかわる事業活動と社会的分野での貢献活動が挙げられる。

 記念事業では、古くは母校創立25周年時にセミグランドピアノの寄贈、40周年時には記念音楽会開催などがある。それ以後も周年行事の都度、いろいろな事業を行っている。

 社会的貢献には、自然災害被災地への寄付・援助や、慈善バザー(安物市)などが挙げられる。その他結婚相談所や音楽会・観劇会などもあったが、現在では行われていない。 

主な事業

☆ 婦人体育館の設立
 大正2年10月発行の「創立二十五周年記念誌」にも……病弱者が多い……と述べられているように、当時から健康、体力の増進は教育上の急務となっていた。大正7年市川校長の呼掛けにより、 4年間に5万円を得、建築に着手。  12年7月に落成。当時としては最も完備した婦人体育館であったが、僅か2か月たらずで関東大震災で焼失した。2階には鷗友会の部屋も設けられており、鷗友会の努力が報われなかったことは残念である。

☆ 鷗友学園の設立
 昭和10年、五十周年記念事業として、女子教育の振興と女性の地位向上をはかるため、高等女学校を設立し、女子教育界の第一人者と称されていた市川源三校長に自由な立場で理想となさる教育を実践していただき、同時に会員の娘達に母親が受けたような進歩的な教育を受けさせたいと願って、活発な募金活動を行い、当時の金額で3万円を集め学園を設立した。その後も、一口10円の募金、音楽会の開催、友浴衣その他製品の販売等により資金をつくり学園の後援を続けた。
 鷗友学園は、平成7年5月27日に創立六十周年 を祝い、現在は15年かけた校舎改築も完了し、中 ・高一貫の女子進学校として、躍進している。

☆ 安物市
 大正5年12月29日、「入谷長松寺」にて開催。 純益金を「救世軍婦人ホーム」・「婦人矯風会慈愛館」に寄付。朝日新聞にも『慈善の安物市……一 銭から子供の着物が買へる……近頃誠に心持ちのいゝ慈善市であった』と報じられている。
 以後毎年年末に開かれ、関東大震災の時は会員対象にも行われた。昭和11年に会員からの寄贈品を東京府社会事業局に委託することになるまで続けられた。

☆ 昭和20年、戦争がおわり校舎も荒廃している中で昭和23年には新学制のもと、母校創立六十周年を迎えた。鷗友会も復興にむけて新たな希望をもって活動を再開。お祝いに図書費10万円を寄贈 した。

☆ 奨学金制度
 昭和30年より母校では、白鷗賞、成績優秀者表彰という制度があったが、35年にこれらを発展させ、「鷗友奨学金」と改称し、鷗友会が全額負担することとなった。35年7月から「鷗友奨学金」 授与開始、在校生9名、各々月額1,000円、返済不要という内容であった。以来、毎年継続され、平成10年度現在、総額72万円、1名に付き年額12万円、6名に授与している。
  昭和40年からは、八十周年記念事業の一環として卒業生向けにも奨学金賛助会員制度を実施し、年間3,OOO円を貸与したが、その後申込み者が少なくなり、廃止された。

☆ 鷗友会館の設立
  母校創立七十周年記念事業として長年の懸案であった同窓会館の建設を決定。会員から広く建設資金を募るため総会・観劇会・舞踊会などの催物を主催したり、支部を設置したり、生命保険会社 と代理店契約をするなどして会員の協力を求めた。
 建設は母校の体育館の移築・増築と同時に行われ東館2階に友会事務所、3階にホール・和室・ 調理室を備えた87坪の堂々たる会館が昭和33年完 成した。しかし、校舎の一隅であるため東京都に寄贈することとなった。会員の利用だけでなく、在校生の学習活動や外郭諸団体の会合などにも広く利用され、その価値は大きかった。これも残念 ながら昭和62年校舎改築にともない解体された。

☆ 八十周年記念音楽会
 昭和43年10月31日、洋楽普及に優れた伝統と長い歴史をもつ卒業生有志の出演、在校生・鷗友 園生徒の出演により「創立八十周年記念音楽会」 を東京文化会館で主催した。
 主な出演者は、23回立松房子・24回準柳 兼子 ・26回柴田 秀・58回吉田美枝・60回山本洋子・ 61回安斎恭子・61回準井崎郁子・白15回菅森かつ え・白16回和田菊江・宮本昭太である。

☆ 九十周年記念には、母校へ書庫一架寄贈。

☆ 鷗会誌「鷗友」
  「録事」以来「会誌」を新聞型とともに年2回 ほど発行していたが戦争で途絶え、昭和25年3月 に新聞型で復刊した。53年、『九十周年記念特集』 として小型雑誌形式で発行。母校の動静、同窓生の活躍等を紹介している。

☆ 百周年記念事業 母校百周年を迎え、校舎改築、それに伴う事務所の移転、母校記念事業への協力を考え、特別会費納入を全会員に呼び掛け、総額7,354万円を集. めた。その結果、

  1. 母校新築校舎へ『多目的ホール』の諸施設、 『談話コーナー』の机・椅子その他を寄贈。
  2. コンピューターを導入して全卒業生を対象に氏名確認・会員番号を作成し、恩師・第一高女 ・白鷗高校・高等科・併設中学校・準会員を網羅した「百周年記念会員名簿」を発行。
  3. 長年貯えてきた元金と合わせて、基本金1億円を達成し、会運営の基盤をつくった。


☆ 百周年記念会
  昭和63年10月、母校の創立百周年を祝し帝国ホテルで「記念会」を開催、さらに平成元年には長寿を祝し、101歳から97歳の会員5名に友会の銀のスプーンを贈った。

☆ 鷗友会創立百周年を祝う
  平成4年11月1日、鷗友会の創立百周年記念祝賀会を帝国ホテルにて挙行。最高齢は91歳、恩師、来賓、卒業生500余名が出席、鷗友会の発展を祝った。

☆ 会員管理システム構築
 平成8年、母校創立100周年時に導入した会員データのコンピュータ化を発展させ、専用PCを設置、外部委託していたデータ管理を鷗友会内で可能にした。
また、会費納入記録もあわせてデータ化した。

☆ 母校110周年記念
 平成10年の母校創立110周年にあわせ、翌11年に同窓会名簿を発行。その後の名簿発行を見合わせているため、最後の発行となっている。
 母校の記念事業の一つである夏の制服リニューアルについて、デザインを会員デザイナーに依頼した。
 図書館に「卒業生コーナー」設置を依頼。会への寄贈図書を広く生徒にも読んでもらえるようにした。

☆ 鷗友会創立110周年記念
 平成13年、記念事業として「白鷗小史リーフレット」作成・白鷗高校ロゴの制定・高齢会員顕彰(30~40回69名)。

☆ 奨学金基金設立
 上記事業の一つ。これまでの「鴎友奨学金」を発展させるために、基金を設立し、ひろく会員より寄付を募り白鷗生の学校生活をサポートすることとする。
 当初6名だった奨学生も、現在は10名。平成19年度からはすべての奨学金を基金より支出する。

☆ 市川源三元校長胸像寄贈
 鷗友会室に長らく置かれていた故市川先生の胸像を修復・クリーニングし、鷗友学園の創立70,75周年記念の一環である「市川ライブラリー」に寄贈した。